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戸隠LW 2023/6/10

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 ご無沙汰しております。もう国道19号に嫌気がさしてきた2年の奥田です。 ワンゲルでの今年の山行は終了し、新体制になりました。自分自身も部の運営に関わる学年になり、身の引き締まる思いです。    今回は6月10日に行った上級生LWの様子を書かせていただきます。今年度の上級生LWは戸隠山に行ってきました。戸隠山は長野市にある山で、日本誕生の神話と深く関係があり、古くから修験道の霊場として知られています。登山道は険しく、信大ワンゲルでは戸隠山は2年生以上で山行を行うことになっています。  戸隠奥社入口の駐車場から出発して、まずは戸隠神社奥社を目指します。道中は長い歴史を感じさせる大きく長い杉の木の並木道を行きます。出発が4時半ということもあり、誰もいない参道はいつ もより神聖さを感じます。            こちらは髄神門。茅葺きの屋根には植物が生い茂っています。 戸隠奥社に到着。日本誕生神話の歴史に触れます。   ここから登山道が始まります。修行僧になった気分で先に進みます    ゆっくりと標高をあげていきます。青々とした木々が初夏を感じさせます。  徐々に戸隠連山の全貌が見えてきます。なにか修行の地といった雰囲気が漂っています。    崖の横を通っていきます。   ここからは鎖場の連続。注意して登っていきます。本当に急勾配。  ところどころ足場や手の置き場に苦労する鎖場もありました。  後方のメンバーや登山者にも注意をはらい落石のないように登ります。   戸隠山の最難関・蟻の塔渡りに到着しました! 今、はやりの推しの子のポージング。 推せる方はどうぞTさんを推してあげて下さい。  左右は切り立った崖になっており、まさに断崖絶壁。足がすくみます。   四つん這いになってゆっくり進んでいきます。 少し行くと戸隠山の山頂に到着!      また少し行くと九頭龍山!折れ線状の稜線をアップダウンを繰り返しながら歩いていきます。体力が削られていきます。  一不動避難小屋に到着。  どこでも寝れるはワンゲルに必要な能力です。  あとは下るのみ。沢沿いを歩きます。  初夏の暑さに沢のひんやりとした水が心地いいです。   下山完了!戸隠牧場に下山しました。  牧場の顔はめパネルで記念撮影。競馬好きのT先輩は馬を死守します。   牧場のアイスクリームをいただきます。美味しかった~ ...

国連合宿 2023/09/11~13,17~19

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こんにちは。3年の山田です。  夏休みに行われた4合宿の最後を飾るのは、私たち国連合宿です!といっても、計画とは大きく異なる行程となってしまったため合宿らしさはありませんでした(笑) たいそうなものではございませんが、これもワンゲルの合宿のひとつとして温かい目で読んでくだされば幸いです。 1日目  同期のKに送ってもらい登山口に到着。途中で忘れ物に気づいたり、集合に遅刻したり色々あったけど、なんとか薬師峠登山口から合宿スタートした。この合宿大丈夫かよ...と一抹の不安を覚えるも、脳筋の山田は「体力がすべてを解決する」というモットーのもと歩を進める。1年生2人に3年生2人、気合を入れて頑張ります。これから10泊11日の行程に武者震いをしながら…。  途中薬師峠に向かうツキノワグマを見つけ、警戒しながら太郎平小屋に到着。30kgの荷物を背負っての1000mアップはいい運動になるね。1年生たちも元気よくついてきます。Kは「余裕です!」と言っていた。頼もしい。小屋で牛乳を買ってみんなでグラノーラを食べた。はちみつトッピングもして最高の栄養補給となった。   翌日登る予定だった薬師岳  小休憩のあと、キャンプ場に向かった。道中登りで見たツキノワグマと再開。先頭のNが「今目の前20mくらいのとこおるで!そこの茂み!」と言って気づくことができた。幸い小屋からそう遠くなく、稜線上の木道だったのでしばらく時間をおいてやりすごすことがきた。今年もクマによる事故が多いと聞いていたので、何事もなくほっとしている。 2日目  暴風雨により沈。テントに籠ってトランプ大会をした。負けたら暴露するルールでやったら後輩Hが弱すぎて話すことなくなってしまった。これも経験の差かな。来年は強くなるか話題のストックをたくさん持って合宿に挑んでほしい。 3日目  朝3時出発。前日ゆっくり休めたので全員驚くほど体が軽い。さくさくと行程を進め、北ノ股岳で朝日を望む。澄んだ空気に白山が浮かびあ上がって綺麗だった。これから歩く稜線もよく見え、笠ヶ岳の遠さにぐったりするメンバーもいたとかいないとか。もちろん山田はワックワクである。10日間も山に居られるなんてワンゲルくらいじゃないとできないからね。静かに幸せをかみしめていた。 ダイヤモンド水晶岳を見れた 槍ヶ岳・黒部五郎岳・笠ヶ岳  最高の朝を迎え気分よく歩いていた一行...

闇なべ合宿 2023/08/09~14

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 こんにちは。おそらく初めまして。在学年数三年の春木です。この度は5人の愉快な仲間と共に 南アルプスにて8/9-8/14までの5泊6日の縦走、名付けて「闇なべ合宿」の記憶を書き留めようと 思います。合宿名の由来は計画に「光」岳がないこと(=闇)と、合宿の首領である3年の渡辺を合わせたものです。どうぞ楽しんでいただけましたら幸いでございます。  8月9日   実は出発前に色々ありまして…浮足立った状態でのスタートとなってしまい、少々不安ではあり ました。そして曇天。雨の気配も感じる中、いざ合宿スタートです。   登山口の鳥倉ゲートまでは同期のプリウス野郎と尊敬してやまない偉大なる大先輩のM氏が 送ってくださいました。ありがとうございます。   ゲートから登山口までの舗装路で早くも足が悲鳴を上げますが(そして後輩が泣き言を言います が)聞こえないふりをして歩を進めます。三伏峠小屋に向かう途中でなんと雷鳴が!しかしこれも 同じく聞こえないふりをして進みます。雨も降りますがこれも同じく気にしません。 すべてを無視すると笑顔になれるんだよね   そうしてるうちに三伏峠小屋に到着。なんと小屋番の女性の方が伊那フェラインのOGさんで、一 同驚愕。東屋にて服を乾かさせていただきながら、三伏峠小屋名物であるカレーを堪能。おい しゅうございました。この日のエッセンは合宿名にふさわしく闇なべでした。各々担当食材はちゃ んと買うという防衛線を張りながらも、2コまでなら自由に食材を持ち寄ってよいというルール、の はずでしたが違反者のせいで崩壊。反省、しよか。  8月10日   目指すは今合宿の見どころが一つ、百名山塩見岳。天候にも恵まれ、期待に胸が高まります。 サブザックということもあってか三伏峠小屋から塩見小屋まではすいすいと歩くことができました。    途中塩見小屋から山頂までは岩場があり慎重に登っていきましたが、特に問題はなし。(ひとり だけ大キレットとか言ってたやつもいた。Twin合宿の皆さん、キレていいですよ。)そして西峰着。 西峰~東峰間ではあのブロッケン現象が。   (しかし見すぎて飽きる。)  東峰でまったり嗜好品タイム。何気に山頂で嗜好品を飲むのは初めてでした。しかし爆風。一年 男子の...

Twin合宿 2023/08/08~11,08/30~09/03

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 お久しぶりです。3年の木口屋です。  前にブログを書いたときには「入りたての新入部員ですが」と自己紹介していたので、実に1年半以上ぶりですね。私も現役最高学年となり、合宿を計画し、後輩を連れて行く立場となりました。(どちらかと言うと、後述の優秀な後輩たちに私が連れて行ってもらったようなものですが)  今回は今年の夏休みに実施した「Twin合宿」について書かせて頂きます。  Twin合宿は記録に前例のない、行程を前後半に分割した合宿となりました。A日程は五竜・鹿島槍などの後立山、B日程は鷲羽・水晶・槍ヶ岳などの裏銀座を攻めるルートです。メンバーは3年1名、2年2名、1年2名の計5人で行ってきました。過半数にあたる3名が女子という点も当部ではあまり見られない、珍しい合宿だったと言えるでしょう。2つの行程で2つの槍ヶ岳を踏破した『Twin合宿』。前置きはこれぐらいにして、合宿の模様をお届けしたいと思います。  A日程1日目 白馬五竜スキー場〜五竜山荘  エイブル白馬五竜スキー場の頂上、アルプス平から出発しました。(実は私が昨シーズンにリゾートバイトでお世話になっていたこともあり、リフトの代金は少しおまけしてもらいました笑) 生憎の曇天の中、五竜山荘までの急登を登っていきます。分割した分、持っていく食糧を減らすことが出来ているとはいえ、やはり合宿初日の大荷物に急登は堪えますね。自分を鼓舞するためにも「もうすぐだよ!」等と声を出すのですが、穂高岳結成で私の『もうすぐ詐欺』の被害に遭っている後輩からは渋いリアクションしか返ってきませんでした。( https://shinshuwv.blogspot.com/2023/08/2023072223.html 参照) 合宿初日の特権、野菜を使った料理はキーマカレー!!絶品でした。  A日程2日目 五竜山荘〜五竜岳〜キレット小屋  2日目は日の出を山頂で見られるように、少し早めの出発。この日はガスの動きが速く、テン場から山頂に上がる途中も下から上がってくるガスと抜きつ抜かれつの攻防戦、、 こちらはあえなく敗北し、日の出の瞬間には濃いガスに巻かれてしまいました。しかも爆風。山頂で後輩たちの写真を撮っていると寒さに耐えかねた後輩から「木口屋さん、写真部が過ぎます」と一言。すみません。  五竜岳を過ぎると翌日に登頂予定の鹿島槍ヶ岳まで、...