卒業LW 2022/10/08~09

  みなさま、お久しぶりです。今年の3月に卒業した金子です。


 大学卒業から半年、ワンゲル引退から一年近くが経とうとしているなか、同期との現役最後の登山「卒業LW」のブログを誰も書いていないことに今更気づき、急いで書いた次第です。新入生の爽やかな山行ブログが出始めている中、引退した部員の昨年度の山行ブログで時代を逆行しますが何卒ご容赦ください。


 現在私は信州大学の大学院生として、日々研究と調査と、、、、、忙しくも楽しく生活しております。ワンゲルのBOXにもちょいちょい(かなり?)顔を出していて、私が学部1年生のときのHさんやMさん的ポジションについております。


 前置きはここら辺にして、2022年10月8日、9日に行ってきた卒業LWについてのブログを書いていこうと思います。卒業LWでは、群馬県の武尊山(ほたかやま)、谷川岳にそれぞれ日帰りで行ってきました。群馬の山は個人的に初めてで、武尊山はずっと行きたいと思っていました。



1日目


 生憎の雨スタート。雨行動は慣れたものです。「雨でも行くぞ!」と高校山岳部の顧問の先生から指導され、そのおかげで技術的にも体力的にもとても成長できました。無論、晴れた方が断然良いですが、雨は雨なりで晴れの時とは違った山の姿を垣間見せてくれるところに、私は魅力を感じずにはいられません(雨男を正当化している訳ではない)。



 雨は降ったりやんだり。ところどころで、岩場があったり、紅葉していたりと、楽しく登山できました。同期での山行や、そもそも全員が一堂に会すること自体が久々だったので、行動中は会話が弾みました。



 そんなこんなで到着!青空が若干見えました。雨男の自分はこれで十分です。



 武尊山の山名は、ヤマトタケルノミコト(日本武尊)から因み、日本武尊が東方遠征の折に平定した山と伝えられています(ヤマレコより)。そのため,山頂から少し下ったところにに日本武尊像があり、山岳信仰の山として知られています。せっかくなので見に行ってみました。

 すると、たまたま地元の川場村の皆様が日本武尊像の前に集まっていました。お話を伺うと、武尊山の登山者の安全を見守ってくれていたことへの御礼として、毎年この時期に山閉じの祭祀を行っているそうです。せっかくなのでご一緒させていただきました。




 川場村村長と信大ワンゲル。地酒の「武尊山」をいただきました。川場村いつかまた行きます!!!



 山頂へもどりました。下山しようとしたその時、ガスや雲が抜けて一瞬でしたが晴れ間が見えました。川場村の方々は、ヤマトタケルのおかげだねぇと仰っていました。


(お気づきだろうか,山頂標識の上部の真ん中にあった台形型の板が無くなっていることに。。。壊してはいません。自然劣化です)


 なかなか幻想的な景色ですよね。私のスマホカメラの性能が低くて伝わらないかもしれない。。。 登り始めで景色が見れそうになくても、もしかしたら晴れ間を見せてくれるかもしれないし、晴れとはまた違った山の雰囲気を味わえるから、私は雨行動が好きです。



 そんなこんなで下山。武尊山、良い山でした。また行きます。



2日目


 この日は谷川岳へ行きました。ロープウェイで楽ちん登山でした。もちろんガスりました。




 ロープウェイ使ったのであっという間のトマの耳山頂でした。



 オキの耳までも行きましたが、稜線上はめちゃくちゃ風が強かったです。風が強いのも好きです。とにかく山が大好きなんじゃ。



 天気は悪くても人気の山。我々が下りる時もどんどん人が登っていきます。今回は行きませんでしたが、一ノ倉沢を眺めに行ってみたいですね。クライミングもやってみたいなぁ。。。(思うだけでなかなか行動できていない)



 あっという間に下山。登山口のすぐ近くの土合駅に行ってみました。日本一のモグラ駅と知られる駅です。



 階段数にびっくりしたねぇ



 これにて卒業LWは終了!約3年半のワンゲル生活に終止符を打ちました!

寂しさもありますが、達成感でいっぱいです。みんな、本当にお疲れさまでした!!



最後に

 私たちの学年はコロナ禍前の大学を知る最後の代です。コロナによって大学生活全体が急変し、信大ワンゲルの活動も大きく影響を受け、その変遷を目の当たりにしてきました。


 2020年は合宿どころか普通の山行自体もままならず、活動レベルや技術レベルの停滞を余儀なくされました。毎週の部会もオンラインで実施し、銀嶺祭やウィンターテントはもちろん、1年生のときには毎週毎月のように行っていた部会・山行後のご飯や飲み会さえ憚れてしまいました。

 2021年、2022年も常々コロナによる制限等がありました。先行きは常に不透明でしたが、先輩方が築かれてきた信大ワンゲルを、自分のできる限りなんとか次世代へ繋いでいこう・伝えていこうという意識を持って活動してまいりました。

 コロナを経て、様々な大学のサークル・部活動が縮小,休部や解散状態になってしまったという話を良く聞きます。信大ワンゲルも決して例外では無かったと思います。今までできていたことができない難しさ、もどかしさ、そういった感情を抱えて悔しい思いもしてきました。


 もっとこうすれば良かったと思うことは多々あります。すべてが面倒で嫌になったこともありました。


 それでも,自分がワンゲルを続けてきたのには色々な要因がありますが,最終的には「山が好き」ということ,それに尽きます。

 困難はたくさんあったけれど「やりきった!」と胸を張って、自信を持って言うことができます。この経験はまたきっとどこかで活きると思います(活きてほしい)。


 それでは,このへんでお別れしましょう。ブログを書くのはこれで最後です!これからは後輩たちがどんな登山を,合宿をやっていくのかがとても楽しみです!

 僕がこれまでに書いたブログもぜひ読んでみてくださいね!ではでは!




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