ちょびちょび合宿 2022/08/20~26

久しぶりにブログを書きました。合宿から8か月経過し、4年生になった村瀬です。今回は私が計画した合宿、「ちょびちょび合宿」について書かさせていただきたいと思います。文章力のない理系脳ですが、よろしくお願い致します。写真を撮る際はマスクを外していますが、感染症対策を講じた上で山行を実施しております。

まず、ちょびちょび合宿の由来ですが、一つ目は、静岡弁を調べてる際に「ちょびちょび」という可愛い響きに心引かれました。二つ目は、ちょびちょびの意味は「調子に乗るな」「余計なことをするな」とです。合宿という普段の山行とは違う環境の中から、経験値の少ない自分の力量を過信しないという自分に対する奮い立たせからつけました。

さて、今回私が計画した合宿ですが、南アルプスの特に南部分になります。行程は、芝沢ゲート入山の聖岳、赤石岳、悪沢岳の計3つの百名山を登頂し、畑薙第一ダムに下山する6泊7日の合宿となります。



一つ一つ、順を追ってお話していきます。

初日は、芝沢ゲートから聖光小屋。
ここの林道はヒルが大量におり、私は初めて見るヒルにド肝が冷やされました。7年ぶりの営業となる聖光小屋は、谷のため電波は通らないものの山小屋というよりキャンプ場を彷彿とさせる設備の良さでした。雨だったのもあり、小屋の方が傘を貸してくださり、小屋内でゆっくりさせてももらって、お風呂までも入らせていただいて、初日から本当にお世話になりました。ありがとうございます。


二日目は、聖光小屋から聖平小屋。
6日分の食料プラス予備食を入れた重い荷物を背負って、いざ南アルプスへ。この荷物の量で1400mアップは、普段の一泊二日山行ではなかなか経験できないものです。後輩たちが本当にたくましく、ひっぱてくれたおかげもあって、余裕を持って小屋に到着することが出来ました。ただ、ここの道中は記憶にないです。南アルプスの広大さに恐れ入ります。小屋で他の登山客とお話ししたのも良い思い出です。

三日目は、聖平小屋から百間洞山の家。
この日は、3:00出発からの聖岳、兎岳、小兎岳、中盛丸山のピークをふむことになります。今合宿で一番のきつい行程。天候が心配されていたこの日でしたが、聖岳頂上は運良く快晴!他のピークは快晴とは行かなかったものの、南アルプスの全貌が見える最高な景色でした。

四日目は、百間洞山の家から赤石岳避難小屋。
この日の夜は、とてもきれいな天の川と流れ星が空を埋め尽くしていました。3000m付近からのこの景色。実際に登ってみないと、見れないものです。この合宿のひとつの醍醐味である、赤石岳避難小屋泊でした。この日はお昼前から天候が崩れてきて、小屋の中で休息をとり、その後小屋の方にいただいたあずきを使って、お汁粉をつくって食べました。いや、これが本当に美味しかったんですよ。ただ、あきらかにカロリーオーバーですね。。そのあとは、小屋の方、他の登山客の方とお話ししたり、お酒を交わしたり、本当に楽しい時間でした。


五日目は、赤石岳避難小屋から荒川小屋。
早朝、天候がよく朝焼けがとても綺麗でした。朝焼けの中の赤石岳頂上は、これは最高の景色でした。本当に天候にも恵まれました。私はがっつり雨女なので誰か強運な晴れ男がいたのでしょう。感謝です。赤石岳は、昨年7たいむ合宿で引き返した地点でもありました。台風の影響で目の前に広がるこの先を行けなかったので、今回こういったかたちで再度リベンジもできてよかったです。過去に7たいむ合宿のブログも載っておりますので、是非読んでみてください。さて、3000m越で過ごした一日も次の出発の時間が近づいてきました。最後に小屋の方が、ハーモニカでお別れの歌を奏でてくださり、ここで過ごした時間がとても恋しくてたまらない一時となりました。
荒川小屋までは綺麗な稜線を歩き、空中山歩を彷彿とさせました。荒川小屋まではすぐに到着したこともあり、そのまま悪沢岳ピストンへ。いやー、いかついですね。今回登った3つの百名山は、どれも違った山の顔があり、毎回が新鮮な気持ちでした。荒川小屋で悪沢岳Tを購入。下山後にみんなで着ることに。



六日目は、荒川小屋から椹島ロッジ。
当初、天候の不安から赤石小屋で一泊とるか、荒川小屋で沈するか、判断が難しいものでした。ただ、今後の天候が不安定なこともあり、早めに椹島ロッジまで下山することに。ここにきての2000mダウンは、足腰にきますね。個人的には一番きつかったかもです。無事誰もケガすることなく、椹島ロッジに下山することが出来ました。椹島ロッジで、一泊して次の日バスと先輩の車で長野県まで帰りました。


無事完走、下山、計画できたのも、一緒に行ってくれた後輩3人、登山中出会った多くの方、留守本部を引き受けてくださった先輩方、他にもたくさんの方にお世話になりました。ありがとうございした。
これにて、ちょびちょび合宿のブログを終わりたいと思います。読んでくださりありがとうございました。



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