九州LW 1,2日目 移動日 2024/2/5,6

 おはこんにちばんわ。

無事3年生への進級が決まった2年生の深澤青航です。ほんとに良かった。

ブログを書くのは一昨年の岩場錬成以来です。よろしくお願いします。

余談ですが、「おはこんにちばんわ」は僕の脳内始まりの挨拶トーナメントの優勝者です。ちなみに準優勝は「寒の戻りが厳しい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか」です。熱い戦いでした。

 

今回は2月の中頃に行った九州LWについて書いていきます。

九州LWは移動日も含めて8泊9日もあり、その道中で観光なども楽しみました。

登山は5日間行い、久住山・祖母山・阿蘇山・霧島山・開聞岳に登りました。

最初は登った山についてだけ書こうかと思いましたが、「楽しかった思い出を共有したい」、「なにより九州LWの山だけではない魅力を伝えたい」という気持ちから、ダイジェスト形式で全部書いていこうと思います。

少々長くはなってしまいますが、旅行記感覚でお付き合いいただけたら幸いです。

 

先に簡単なメンバー紹介をしておきます。

いちいち表記するのが面倒なのとプライバシー的な観点()から名前はイニシャル表記にします。悪しからず。

OS2年男子、CL、車出し、九州の甘い醤油が好き。

OH2年女子、ポカホンタスが好き。

KH1年男子、車出し、海が好き。

SM1年女子、食べるのが好き。

・W・K:1年女子、飼い犬が好き

・H・A:1年男子、直前に怪我をし無念の不参加、最強を目指している。

以下登場の際は名字のイニシャルで書きますが、O・SはかぶっているのでTとおきます(理系)

また、九州へはTとSの2人と他4人で2つの車に分かれて向かいました。どうしてこの分かれ方になったかはご想像にお任せするとして、基本的に車移動はこの4人側でお送りしていきます。

それではいきましょう!

 

1日目~

・出発

O以外の3人は松本を午前2時に出発して、上田にOを迎えに行きました。

僕は前日に学科の飲み会があったため、徹夜&半酔いで気分は最高、コンディションは最悪でしたが、車に乗るのが大好きなのでめちゃくちゃ楽しかったです。

車はKが家の車を出してくれて、運転も全部Kがしてくれました。ありがとうございました。

初日から山口まで行くというなかなかの長距離運転でしたが、嬉々としていました。怖い。

 

・道中

どこのサービスエリアかは忘れましたが途中で朝ご飯を食べました。僕はカレーライス&スパゲッティ的なのを食べたのですが、スパゲッティがすごくおいしかったです。カレーにライスの時代は終わりです。ぜひ代わりにスパゲッティを合わせましょう。ただ量がとても多かったので食べきるのが大変でした。

 

宝塚サービスエリアにもよりました。そこでブラックジャックとピノコのセリフが書いてあるトイレットペーパーを買いました。Kが喜んでいたので何よりです。


岡山のサービスエリアで初みんな写真。右からOK()W()、僕です。

 

・広島

そんなこんなで昼過ぎには広島に着きました。時間に余裕があるので観光していきます。

まず原爆ドームに行きました。

綺麗な建物が多く、栄えている広島市の中で原爆ドームだけが当時の状態で残されている。そんな違和感が歴史性を強く感じさせ、そこから生まれる重い雰囲気が僕を惹きつけました。

原爆ドームの隣を流れる川がめちゃくちゃ綺麗でした。川が綺麗というか整備が綺麗だったのですが、ヨーロッパに来てしまったんか!と驚いたものです。気分はまるでフランス、セーヌ川。

 



原爆ドームと川。この写真だと川の魅力が伝わってないと思います。悔しい。

・宮島

広島市街を見た後は厳島神社がある宮島に行きました。

宮島へはフェリーで渡るのですが、ぎりぎりで1個前の便を逃した結果修学旅行の高校生たちと被りました。

僕はコロナ過で修学旅行に行けなかったため、失われた修学旅行の気分を味わえたのは良かったですが、物理的にも精神的にもきついものがありました。

その修学旅行お付きのカメラマンさんに高校生と間違えて2回も写真を撮られそうになりました。ふふ。

厳島神社は中も歩けたのですが、すごくすごかったです。感動しました。トイレは普通のトイレでした。


有名な鳥居とW。潮は満ちていました。

 

宮島ではグルメも楽しみました。

まず揚げもみじ饅頭です。広島出身の友達からもみじ饅頭より揚げもみじ饅頭の方がおいしいと聞いていたので、とても楽しみにしていました。

味はいわずもがな、揚げたて熱々なのが最高でした。

また、揚げられたサクサクの表面にふわっとした生地、しっとりとしたあんこが生む食感の違いが、常に食べる楽しさにつながっていました。

次に焼き牡蠣を食べました。牡蠣は苦手意識があったので今まであまり食べたことがなかったのですが、そのおいしさに感動しました。

あつあつぷりぷりの大粒の牡蠣が、バター醬油の風味とともに口の中でじゅわっとはじけていく感覚。

たまりませんね。



飯テロ注意です。

 

・晩御飯

友達からおすすめとして山口県にある「いろり山賊」というお店を教えてもらったのでそこに行きました。

教えてもらっただけでどんなお店かちゃんと調べていなかったのですが、とても衝撃的な場所でした。

何もない山道のなかで急に開けたと思ったら明るく騒々しい雰囲気の建物が現れ、異世界に迷い込んでしまったような気分でした。その気分だけを例えるなら「雪国」のトンネルを抜けた先でしょうか。

雰囲気的には「千と千尋の神隠し」がぴったりです。


これで雰囲気が伝わってほしい。

いろんな飾りつけやそれっぽい建物がたくさんあったのですが、なかでも特に良かったのはトイレです。

なんとトイレが氷でした。氷が敷き詰められた桶的なやつでした。最高でした。

食事はとりあえず色々頼んで席に移動したのですが、外にこたつ席があったのでもちろんそこを選びました。 

頼んだ食事たち。松本の山賊焼きとは違った、大きくて豪快なまさに「山賊焼き」が名物(手前)

 

食事や雰囲気も含めて楽しいテーマパークのような場所でした。

お店を出てまた何もない暗い山道に戻ると、夢を見ていたような、化かされたような、とても不思議な気分になりました。

 

1泊目

ここで皆さんが気になるのがどこにどう泊まるかだと思います。

長旅となると宿泊方法は大きな課題ですよね。

ホテルやキャンプ場に泊まるのでは予約が必要だし、お金もかかる。

ということで答えは車中泊です。

なんと今回の九州LWでは8泊中6泊が車中泊です。ワンゲルらしさが出ていますね!

お金もかからないし移動も楽だし、僕は割とどこでも寝られるのでとても良かった気がします。

何よりKの車がエスティマだったため、荷物を外に出してシートを倒せばほぼベッドでした。

ほんとにありがたかったです。人数的に1人は助手席ですが。

 

登山予定日は2日後なのであと1日余裕があります。ですので2日目は山口を観光していく予定です。

ならば宿泊地は山口県内の観光地に近いところが良い。

ということで第一宿泊地は秋吉台の駐車場になりました。贅沢。

途中寒さで僕とKが場所交代したり、Oの寝相に悩まされたりはしましたが、みんなちゃんと寝れていました。

たぶん。


車内の様子。ちょうど3人が収まる。

 

 

2日目~

・秋吉台

皆さん秋吉台をご存じでしょうか。そう日本一のカルスト地形です。

カルスト地形の説明は省きますが、地理選択者なら誰しもが心躍らせる場所でしょう。僕とKは踊ってました。

起床後準備をして広大な秋吉台へと足を踏み入れます。

天気が悪く小雨が降っていたため、いくつかあるコースの中で一番短いコースを歩きました。

カルスト地形を堪能できると思っていましたが、カルストが窪地なことと草が結構茂っていることから、思ったより地形が見えませんでした。行ってみて初めて分かるものですね。これが旅の醍醐味。

道にいくつかあるクイズ看板の答えを考察しながら歩いていましたが、答えのある博物館には行かなかったため今でも答えが気になります。誰か詳しい方教えてください。

コースの途中には若竹山という小さい丘があったのですが、そこがなんと日本山脈縦走西日本起点だそうです。

ワンゲラーとして興奮しました。これは東日本起点も行くしかないと思いネットで場所を調べると、東日本起点は八甲田山らしい。いつかは東北LWにも行きたいものです。

コースを回った後、展望台にも登って秋吉台を眺めましたがやっぱり地形はあまり見えず、あそこくぼんでるなーくらいでした。しかし、視界すべてに広がる草原の景色を忘れることはないでしょう。 


日本山脈縦走西日本起点にて。

 

・秋芳洞

秋吉台に来たからにはもちろん秋芳洞にも行きます。

こちらも皆さんご存じの通り秋吉台の真下に位置する日本最大の鍾乳洞です。

秋芳洞と秋吉台で「よし」の漢字が違うのですね。今気づきました。

秋芳洞へは秋吉台からエレベーターで移動できます。地下80mへと降りていきます。

なぜかサンリオとコラボしていて、エレベーター内が可愛くラッピングされていました。

 


エレベーターのボタン。なんか好き。

洞窟に入ってまず驚いたのが暖かさです。体感外の気温のプラス10度くらいありました。

外気の影響を受けないとこんなにも暖かくなるのですね。

入ってすぐは暗くて底が見えなかったので結構怖かったですが、ちょっと先に進むとめちゃくちゃ開けていてびっくりしました。洞窟内を大きい川が流れているのも不思議な感覚でした。

洞窟は歩いて片道2030分くらいかかるのですが、

石灰石と雨水が長い年月をかけて作り出した神秘的な地形の数々に、僕の心は奪われ続けていました。


だんだんと外の冷たさが肌に触れる。もうすぐ道の終わり。

 

秋芳洞を後にし、次なる目的地「角島」へと向かいます。

大自然とその神秘に心打たれた4人、車内ではジブリメドレーが流れ続けていました。

 

・角島

角島は山口県の日本海側にある島で、角島大橋を渡って行くことができます。この橋が綺麗でした。

駐車場では猫がお出迎えしてくれました。めっちゃ人懐こかった。

そこから歩いて砂浜に出て日本海を堪能しました。

初めて間近で見る日本海だったのですが、波が激しくて怖かったです。太平洋が恋しい。

どっちにしても海洋恐怖症なので海は無理ですが。

海のない長野で育ったKはずっと嬉しそうで微笑ましかったです。

なんなら島に住みたいと言い出していました。あれ、山は?


角島大橋。先に見えるのが角島。


 
まだ見ぬ九州に思いを馳せて

 

・下関

お昼を食べに下関へ。下関と言えばやっぱりフグですよね。

本来の予定では「唐戸市場」という大きな魚市場が目的でしたが曜日的にほとんどやってませんでした。無念。

そこにあったフグガチャが今でも頭を離れません。13000円で当たりはめちゃくちゃ豪華なのですが、一番外れだと刺身3枚です。もし次行く機会があれば挑戦したいものです。

唐戸市場はやってなかったので、隣の施設の海鮮丼のお店に行きました。

やっぱりフグの刺身が食べたいことと先輩としての威厳を見せるために、僕持ちでふぐ刺しを頼んでみんなでおいしくいただきました。

大変満足して会計へ向かったが、財布の中身を見て焦る僕。

値段の千の位に対してちょうどの千円札しか入っていない。

ここでお金足りないとか言い出したらくそダサいし、先輩としての威厳が危うい。緊張とともに変な汗が出る。

意を決して小銭入れを開く。

結構入ってる!と安心したのも束の間、百の位もぴったりだった。

残るは十の位、震える手でトレーに十円玉を置いていく。

ぴったりだった。 

財布の中には残った1枚の一円玉だけが輝いていた。

 

そのときの喜びと安心感は何物にも言い表せませんね。これはもう奢る運命だったのだとさえ思いました。

 

Oがデザートとしてジェラートをみんなに奢ってくれました。

その冷たさが興奮冷めやらぬ体によく沁みました。


みんなでフグの真似。下関ではフグのことを「ふく」って書いていました。縁起が良さそう。

 

下関まで来たら九州は目と鼻の先。いよいよ明日に迎えた登山に向けて一気に大分まで向かいます。

ようやく九州入り。

 

・大分

大分といえばやはり温泉ですよね。一日目はお風呂に入っていないため、みんなの入浴欲はMAX

TSとの合流予定である晩御飯の前にひとっ風呂浴びに行きます。

しかし、行った温泉にたまたまTSも入っていたため世にも珍しい温泉合流を果たしました。

手間が省けて何より。いい湯でした。よきかな。

 

僕は初めて知ったのですが、大分(別府)では冷麺ととり天が有名らしいです。

ということで晩御飯はその両方が食べられるお店に決定。

どちらも初めて食べたのですが非常においしかったです。

とり天はサクサクの衣と柔らかい肉がよく合っていて、油がしつこくなく、かといって淡白なわけでもないため、から揚げとはまた違ったさっぱりとしたおいしさでした。

冷麺はその冷たく酸味・辛み・うまみのバランスがとれたスープ、たくさん入ったネギ・海苔・ゴマの香り、弾力があり食べ応えが良くのど越しも良い麺、どれをとっても食欲を掻き立てられるため、無限に食べれてしまう恐ろしさがありました。冷麺大好き。

ちなみに僕は「冷麺1つください」を韓国語で言えます。



冷麺ととり天。見た目においても食欲を刺激してくる。罪な食べ物です。

 

2泊目

例に倣って車中泊です。登山口駐車場に泊まりました。

後ろ3人がきついという反省から、うしろ2人、運転席と助手席に1人ずつという布陣で寝ました。

睡眠マスターの僕が教える助手席で寝るときのコツですが、脚を座席から降ろさないことです。

脚を降ろすと足先が冷えて寝れなくなるので、体をまるめて座席に収まるようにして寝ましょう。


次のブログへ続く・・・

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