PM合宿 2019/17~25

 こんにちは.工学部4年の津川と申します.本日より専門科目の授業が本格的にスタートしました.私も研究室に配属され,いよいよ卒業研究の開始です.長かった休みも終わりを迎え,いよいよ大学生活に戻ります.3時就寝12時起床の超絶堕落した生活リズムを正していかないとマズそうですね.

 さて,今回の記事はタイトル通りPM合宿の報告です.ワンダーフォーゲル部では夏季休暇を利用して長期縦走を行っており,去年度は4つの合宿に分かれて縦走しました.今日はこだま合宿に次ぎ,2つ目の合宿報告となります.このPMという合宿名はポケモンマスター(Pokémon Master)の頭文字から取ったものです.少しダサいけど斬新かつ新鮮なネーミングだと思っていて,個人的に気に入っています. 
 
 <合宿概要>
山域: 南アルプス北部
日程: 2019年8月17日 ~ 8月25日(8泊9日)
メンバー: 3年生 津川 ,2年生 西山 ,1年生 藍原,山田  計4名

 <行動記録>
※  以下,[]は出発時間,()は到着時間を表す.

1日目 広河原山荘start[7:50]→白根御池山荘(11:15)

 
合宿はド深夜にメンバー全員が松本に集合するところから始まりました.BOX(部室)で持ち物の最終確認をおこない,後輩の車でスタート地点へ出発.広河原山荘へはマイカーでは直接行けないので,途中で後輩の車を降りて2回バスを乗り継いで行きます.この日は土曜日とあって1回目のバス乗り場には長蛇の列ができていました.なんやかんやで無事に広河原に着き,これから始まる山生活にメンバー全員が胸を躍らせました.いざ登り始めると,暑さと急登で想像以上に体力を奪われました.こまめに水分補給と休憩を挟みながら進むと,あっという間に1日目の宿泊地に到着.

 
白根御池山荘に着くやいなや,新聞紙に包まれた他合宿からの差し入れを開封.何個かは登山では不要なネタ商品ですが,その遊び心は嫌いじゃ無いです. 

2日目 白根御池山荘[4:00]→北岳肩ノ小屋(7:20)→北岳(8:50)→北岳山荘(10:45)

 
天気は晴れのち曇り.この日もひたすらに急登を登り続けます.1本目の休憩中にモルゲンロートが見られて感動したことが,この急登中の一番の思い出です.肩ノ小屋に着くと北岳山頂は目と鼻の先です.


 山頂ではメンバー全員で喜びを分かち合い,集合写真を撮って次に進みます.北岳山荘に着いた頃には既にガスが上がってきて,景色は全く無かったです.北岳山荘では温かいお茶をいただきまして,感謝しかありませんでした.

3日目 北岳山荘[4:00]→間ノ岳(6:15)→三峰岳(7:15)→両俣小屋(12:00)

 まだ夜が明けない時間に出発ですが,メンバー全員眠さを感じさせない歩行ペースで進みます.北岳山荘と間ノ岳の間は,雲の切れ間から日の出を拝めたり,ライチョウの親子に出会ったりと,感動することが多かったです.



 間ノ岳に登頂するまでは雲が多かったので山頂からの景色は絶望と思われましたが,いざ山頂に着くと雲がパーッと散り,景色を一望できるまでに天気が良くなりました.三峰岳からは倒木が多く歩きにくい上に,なかなか小屋に着かず精神的に辛かった.両俣小屋に着いた時には全員疲労がたまっていたので,飯食って疲労回復に努めました.

4日目 両俣小屋[5:40]→野呂川出合(7:55)→長衛小屋(10:00)

 この日は仙丈ヶ岳を目指す計画でしたが,コース状況とメンバーの疲労を考慮し,野呂川出合を経由して長衛小屋を目指すルートに変更.前日の夕方からの雨で沢の増水が心配でしたが,優しい小屋の方が大丈夫とおっしゃったので安心して進みます.この日は終始舗装された道を歩くので,歩きやすい代わりに足裏に大きな負担がかかりました.

5日目 沈(長衛小屋)

 起床時に雨が降っており,この後の天気予報も良くなかったので沈殿.この日は昼までしっかり寝て,後はトランプ三昧.トランプって楽しくて永遠と時間を潰せる最強アイテムだと思うんですよね.

6日目 長衛小屋[4:00]→アサヨ峰(7:50)→早川尾根小屋(9:55)

 
山頂からの景色を見込めないことから甲斐駒ヶ岳をカットして,次の目的地まで先を急ぎます.尾根上では見通しが悪く風も強かったので,この日の行程が一番キツかったです.早川尾根小屋に到着すると,無人小屋で暖をとり,濡れた服などを乾かしました.小屋でくつろいでいたら私が発疹を発症してしまい(おそらく小屋の衛生状況が悪く,ダニアレルギーになった),すぐにテントを設営して移動しました.寝ていると小屋の方からチューチューと鳴き声が聞こえたり,テントのフライの中にネ○ミが侵入してきたり,もうそれは地獄の夜.

7日目 沈(早川尾根小屋)

 
本当はこんな場所で沈殿したくなかったけれど,雨風共に強いことから,安全を考慮して沈殿を決意.この早川尾根小屋にはトイレがありません.仕切り付きの穴と使用済みの紙を捨てるゴミ箱はありますが.まあ山ではそれをトイレというのですが.

8日目 早川尾根小屋[9:10]→高嶺(11:50)→鳳凰山(13:25)→鳳凰小屋(14:25)

 
この日は9時まで風が強い予報だったので,出発時間を少し遅らせ行程を予定より短縮しました.この日は快晴で,北岳や間ノ岳,仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳など全てを展望できて最高に気持ちよい行程でした.


 
鳳凰山には登頂できませんが,下から眺めるだけでも圧倒されます.鳳凰小屋には大勢の登山客が泊まっていて,とても活気がありました.久々に

贅沢品のジュースを飲んで最終日に備えます.

9日目 鳳凰小屋[3:55]→観音岳(5:20)→夜叉神峠登山口goal(11:40)

 
当時4年生の先輩が下山口まで車で来て下さるとの連絡をいただき,メンバー一同テンション爆上がりでした.この日も天気が良く,感動のフィナーレにふさわしいものでした.なだらかに下っていく行程だったので,この日は全く疲れません.しかし気を抜いているときに一番事故が起こりやすいので,最後まで気を引き締めて下山しました.


 
下山口に着いたとき,メンバー全員が無事に完走できたという達成感と,もう合宿が終わってしまうんだという空虚感が同時に私を包みました.その後,9日ぶりのお風呂に入り,先輩の車で松本に着きこの合宿は終わりました.

最後に,この合宿は計画段階で指摘してくださった方々,遭対をして下さった方々,車出しをして下さった方々に大変お世話になりました.改めて感謝申し上げます.

私にとってPM合宿は一生の思い出です.

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