森人合宿 結成(仙丈岳) 2019/7/13
こんにちは。2年の向井です。この春、農学部キャンパスがある伊那に引っ越してきました。伊那は坂が多く、自転車で出かけるとトレーニングになります。晴れた日には南アルプスと中央アルプスが綺麗に見えます。とても良い場所です。最近ようやく、あれが甲斐駒ヶ岳で、あれが仙丈ヶ岳で、あれが塩見岳で…という風に、見えている山の名前がわかるようになりました。
というわけで今回は、農学部キャンパスからも見える山 “仙丈ヶ岳” での山行について書いていきます。2019年7月13日に森人合宿の結成山行として行ってまいりました。この日は、当時三年生のルイさんと一年生のヤマモトの歩荷クリアも目的としていたため、日帰りですが大きいザックを背負っています。
まずは仙流荘から北沢峠までバスに乗っていきます。運転手さんが流暢にバスガイドをこなしていたのが印象的です。私たちはほとんどの時間爆睡していましたが。(帰りのバスは起きてガイドを聞いていました。葉っぱを見て、これは何の木こっちは何の木という感じで教えてくださって、とても楽しかったです。)
登山口に到着したら、トイレに行ったり軽くストレッチをしたり各自思い思いの準備をします。
最初の二時間くらいは樹林帯を歩いていきます。樹林帯といっても明るくて風通しが良かったので、歩いていてとても気持ちが良かったです。私の好きな道でした。樹木って“フィトンチッド”という物質を放出しているんですって。これはただ樹木が自分の体を守るためだけに出しているものですが、私たちヒトにとって良いことづくめらしいです。森の中に入って爽やかだなあ気持ち良いなあと思うのはこの物質がそうさせているんだとか。森の中にずっといたいと思う私は、この物質の虜になっているのかもしれませんね…。
こんな話はさておき、私たち信大ワンゲルでは大体50分歩いたら休憩して軽く行動食を食べるという形をとっています。この写真はその休憩中の写真です。荷物でつぶれてしまったバナナを食べながら、「つぶれたほうが熟してる感じがして美味しいもん!」と力説しているシーンですね。
行動食の種類は人それぞれです。私は8本入りのチョコチップスティックパンを必ず持っていっている気がします。これはコスパが良いと思うのです。お金は無いけど食べ盛りであった高校生の頃から、いかに安く高カロリー摂取できるかって重要だよなあと思っています。そんな願いを叶える食べ物がありましたら教えてください。
標高をどんどん上げていくとハイマツ帯となり視界が開け、後ろを振り向くと立派な甲斐駒ヶ岳が見えます。緑の中に白い岩肌が見えている感じがカッコいいですね。いつか行ってみたいものです。
小仙丈ヶ岳に到着しました。とっても楽しそうです。何に笑っているのでしょうか。なんせ一年ほど前なので忘れてしまいました。私たちが目指すのは
“小” が付いていない仙丈ヶ岳なので、まだ歩きます。
この稜線を歩いていくと仙丈ヶ岳に着きます。カールが迫力満点でした。
仙丈ヶ岳の山頂に着きました。この山行の目的の一つに、「森人合宿で行くことになる南アルプスの南の方を眺めよう!」というのもあったのですが、写真をご覧の通り雲が一面にかかってしまいました。展望はなかったものの、この結成山行で森人合宿メンバーの結束を強めることができたと思います。
下山途中にライチョウに出会いました。見事にハイマツと石に同化していますね。すぐに見つけられましたか?この写真を両親に送ったら「全然わからなかった…!」と言っていました。
帰りのバスの時間も迫っていたため、とっとことっとこ下山していきました。下山後は温泉に入って汗を流しました。登山の後の温泉、最高です。
個人的には初めての南アルプス、初めての3000m峰、初めてのライチョウとの遭遇ということで、とても印象深い山行となりました。またいつか見晴らしが良いときに行けたらいいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。明日以降の投稿もお楽しみに!
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